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【2026年最新】中小企業向けおすすめの補助金まとめ|令和7年度補正予算のポイントを解説

目次

2026年に使える中小企業向け補助金は、大規模成長投資補助金から小規模事業者持続化補助金まで8つの主要制度 が出揃いました。とはいえ「どれが自社にフィットするのか」「補助上限・補助率・対象業種で何が違うのか」を一望できる情報は意外と少ないのが実情です。

この記事では、これまでに 1,500社以上・累計200億円超の採択実績 を持つ当社が、2026年(令和8年)に注目すべき 主要補助金 8選を比較表と業種別ガイドで整理 します。 自社の 業種×規模×投資目的 から最適な補助金にたどり着けるよう、Planbase の支援現場で見えてきた選び方のリアルもあわせて解説します。

【重要】最新ニュース・更新履歴

2025年11月28日 補正予算案が閣議決定
2025年12月1日 記事公開
2025年12月16日 記事更新
2025年12月18日 補正予算成立に伴う記事更新
2026年1月19日 一部補助金の概要を追加しました
2026年2月3日 新事業進出・ものづくり補助金の情報を更新しました

【最新情報を随時更新します】
各補助金の公募開始時期や詳細な要件は、今後数ヶ月の間に順次発表されます。
本記事では、経済産業省や中小企業庁から公式発表があり次第、最新情報を追記していきます。

2026年(令和8年)中小企業向け補助金の全体像とトレンド

令和7年度補正予算の成立を経て見えてきた2026年の支援方針は、一言で言えば 「賃上げを前提とした、規模拡大(スケールアップ)への挑戦」 です。コロナ禍における「救済」のフェーズは終了し、2026年は 「成長する企業へ重点的に投資する」 という国の意志が明確化されています。

具体的には、2026年の補助金制度には以下の 3つのトレンド が見られます。

トレンド①: 中堅企業・100億企業を目指す「規模拡大」への重点支援

2026年の最大の特徴は、既存の中小企業の枠を超えて成長しようとする企業に対し、桁違いの予算規模で支援を行う点です。政府は地域経済を牽引するリーダー企業を育成するため、「中堅企業」や「売上高100億円」という具体的な目標を掲げる企業を優遇しています。

中核を担う2つの大型補助金:

  • 大規模成長投資補助金 — 工場新設や物流拠点整備など、投資額が20億円(100億宣言企業の場合は15億円)を超える事業を支援。令和7年度補正予算では 4,121億円(うち新規2,000億円) が計上され、さらに 100億宣言企業向けに1,000億円の別枠 が確保されました
  • 中小企業成長加速化補助金 — 「100億企業」を目指す野心的な企業に特化。事業の急拡大に必要なシステム投資・マーケティング費用などを包括的にバックアップ。2026年は 公募回数が2回に増加し、予算も2,000億円と倍増

(各補助金の補助上限・補助率の詳細は、次の「主要補助金 8選」の比較表を参照)

トレンド②: 既存主要補助金の継続+強化

規模拡大を目指す企業だけでなく、足元の競争力を高めたい企業に対しても、従来の重要テーマに基づいた支援が継続・強化されます。

  • 省エネ補助金 — 継続。新たに 「GX設備単位型」 が設けられ、従来の支援水準を大きく超える省エネ設備や、企業の成長にコミットしたメーカーの製品導入を支援
  • 中小企業省力化投資補助金〈一般型〉 — 継続。「従業員規模ごとの補助上限額の見直し」 が予定されており、補助上限の引き上げが見込まれます
  • 新事業進出・ものづくり補助金 — 革新的な新製品開発・生産プロセス改善を目指す王道。グローバル枠では 最大9,000万円 までの補助金が受け取れるようになります

トレンド③: 制度の統廃合と名称変更

2026年度は補助金制度の 「整理統合・名称刷新」 が進んだ点も大きな特徴です。

  • ものづくり補助金」+「新事業進出補助金」 → 「新事業進出・ものづくり補助金」 に統合
  • IT導入補助金」 → 「デジタル化・AI導入補助金」 に名称変更(AI搭載ツールが優先採択される方針へシフト)
  • 事業承継・引継ぎ補助金」 → 「事業承継・M&A補助金」 に整理(M&A 文脈での活用がより明確に)

制度名は変わっても、申請者にとっての本質的なメリット(対象経費の幅・補助率の水準)は 維持または強化 されており、慌てて駆け込む必要はありません。ただし「旧名で検索しても出てこない」状況が起こるため、最新の制度名で公募情報を確認する ことが重要です。

(その他、小規模事業者持続化補助金など重要な補助金についても継続が予定されています。詳細は次章「主要補助金 8選」をご覧ください)

2026年(令和8年)に注目すべき主要補助金8選

2026年の補助金ラインナップは、企業のフェーズ(規模や成長段階)・課題のタイプによって明確に役割が分かれています。ここでは、工場新設などの大規模投資から、IT/AI導入・販路開拓・事業承継まで、目的別に注目すべき 8つの補助金 を解説します。

8補助金 早見表

各補助金の詳細は下のセクションを参照。複数の枠がある制度については代表的な値を示します。厳密な要件は各補助金の公募要領で確認してください。

補助金補助上限額補助率(主要枠)主な対象2026公募
大規模成長投資補助金50億円1/3(1/4選択可)中堅・中小・スタートアップ(従業員2,000人以下/投資額20億円以上、100億宣言企業は15億円以上)5次:2026/2/27〜3/27
中小企業成長加速化補助金5億円1/2売上高10〜100億円未満の中小企業者2回:2026/2/24〜3/26
新事業進出・ものづくり補助金750万〜7,000万円(賃上特例で最大9,000万円)1/2(地域別最低賃金引上特例で2/3)中小企業者・特定事業者の一部現時点で未定
デジタル化・AI導入補助金
(旧 IT導入補助金)
通常枠 最大450万円 / インボイス枠 350万円通常 1/2 / インボイス 2/3〜4/5(小規模事業者)中小企業・小規模事業者全般2026年度実施
中小企業省力化投資補助金〈一般型〉750万〜8,000万円(大幅賃上特例で1,000万〜1億円)中小 1/2(特例 2/3) / 小規模・再生 2/3中小企業等(従業員5〜101人以上の階層別上限)6次:申請受付準備中
省エネ補助金工場・事業場型 最大15〜30億円 / 設備単位型は枠による1/3〜2/3(枠と区分による)中小企業者等(資本金3億円以下/従業員300人以下等)令和7年度補正1次:2026/3/30〜4/27
小規模事業者持続化補助金通常枠 50万円 / 特例活用で 最大250万円2/3(賃金引上特例の赤字事業者は3/4)商業・サービス業5人以下、製造業その他20人以下の小規模事業者第19回:2026/3/6〜4/30
事業承継・M&A補助金
(旧 事業承継・引継ぎ補助金)
事業承継促進枠 800万〜1,000万円 / 複数枠合算で最大2,000万円1/2承継・M&A・廃業再チャレンジに取り組む中小企業第14次:2026/2/27〜4/3

※ 補助率や上限は申請枠・賃上げ要件・企業規模により大きく変動します。詳細は各補助金の公募要領をご確認ください。当社では公募要領を社内データベースで一元管理しており、各案件に最適な枠選定からサポートしています。

1. 大規模成長投資補助金

【ターゲット】工場新設や大規模拠点の整備を行う中堅・中小企業

地域経済への波及効果が大きい、大規模な設備投資を支援する補助金です。 投資額が20億円を超えるような工場建設や物流センターの整備などが主な対象となります。

補助上限額が50億円(過去実績ベース)と非常に大きいのが特徴です。

2026年のポイント|100億宣言企業におすすめ

2025年の3,000億円から2026年の4,121億円へと予算が増加するとともに、投資下限額の引き上げによって申請ハードルが高まることから、 2026年は採択率が高い水準になると見込まれます。 なかでも、 100億宣言を行った企業については、1,000億円の別枠予算で審査される ため、従来よりも採択されやすくなる可能性が高いと考えられます。

2. 中小企業成長加速化補助金

【ターゲット】売上高100億円を目指す「100億企業」予備軍

「現在は中小企業だが、近い将来、中堅企業(売上高100億円以上など)へ成長したい」という強い意欲を持つ企業を支援する枠組みです。

設備投資に限らず、事業拡大に伴うシステム構築やマーケティング費用など、スケールアップに必要な経費を幅広く支援する可能性があります。

2026年のポイント|公募回数や予算が増加

2025年は公募回数が1回にとどまり、採択率は16.2%でした。 採択された事業者の傾向としては、売上高20~30億円規模でありながら、10億円を超えるような大規模投資を行うなど、事業規模に対して大胆な計画が評価・採択されるケースが多く見られました。

2026年は公募回数が2回に増加し、予算も2,000億円と倍増することから、 採択率は2025年より高くなると予想されます。 また、大胆な計画が採択されやすい傾向は、引き続き継続すると考えられます。

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3. 新事業進出・ものづくり補助金

【ターゲット】革新的な新製品開発・生産プロセス改善に取り組む企業、新事業に進出する企業

長年にわたり中小企業支援の中核を担ってきた補助金である「ものづくり補助金」とコロナ禍で新設された事業再構築補助金の後継といえる「新事業進出補助金」が統合されて公募される補助金です。

単なる設備更新ではなく、「他社にない革新的なサービス・試作品」や「生産性を大幅に向上させるシステム」の開発、「新事業進出」や「海外への進出」を支援します。

2026年のポイント|予算の出所が変わる

近年、申請件数は増加傾向にある一方で、公募ごとの採択件数は横ばいから減少傾向にあり、その結果、採択率はおおむね30%程度まで低下しています。

2026年は予算の出所が変更され、名称が変更されるものの、従来の「ものづくり補助金」と同じような公募が継続されることが判明しています。 予算規模は600億円程度と推察しており、採択率は2025年と同水準になると見込まれます。 採択率は低下傾向にあるものの、 制度としては依然として活用しやすく、引き続き注目すべき補助金であるといえます。

ただし、現時点ではものづくり補助金と新事業進出補助金が別々に公募される状況が続いており、これらの補助金を統合した補助金の公募開始は2026年後半以降になる見込みです。

4. デジタル化・AI導入補助金(旧 IT導入補助金)

【ターゲット】ソフトウェア導入で業務効率化・DX を進めたい中小企業・小規模事業者全般

2026年度から、長らく「IT導入補助金」として運用されてきた制度が「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました。中小企業・小規模事業者のデジタル化・DX 推進を目的に、業務効率化に資する IT ツール(ソフトウェア・サービス等)の導入費用を補助します。

最大の特徴は、IT 導入支援事業者を経由して申請する仕組みのため 申請負担が他の補助金と比べて圧倒的に小さい こと。さらに ソフトウェアの利用料(最大2年分)が補助対象 となるため、SaaS・サブスクリプション型サービスの導入時にまず検討すべき制度です。

2026年のポイント|AI 搭載ツールが優先採択

2026年度の最大の変更点は、名称に「AI」が加わったことに象徴されるように、AI 搭載ツール省力化に大きく寄与するツール が優先採択される方針へシフトしたことです。

代表的な補助上限・補助率は次のとおりです:

  • 通常枠(プロセス数 1〜3): 補助額 5万〜150万円未満、補助率 1/2 以内
  • 通常枠(プロセス数 4 以上): 補助額 150万〜450万円、補助率 1/2 以内
  • インボイス枠(IT ツール): 50万円以下の部分は補助率 3/4 以内 (小規模事業者は 4/5)、50万円超〜350万円は補助率 2/3 以内
  • インボイス枠(PC・タブレット): 補助額 10万円まで (補助率 1/2)
  • インボイス枠(レジ・券売機): 補助額 20万円まで (補助率 1/2)
  • このほか セキュリティ対策推進枠 複数社連携枠 も設定

【当社の見立て】業種・規模を問わず幅広く活用されている制度で、当社では他補助金が主軸ですが、医療業の電子カルテ導入 などで支援実績があります。補助額が小さいケース(ソフトウェアの利用料のみ等)でも申請する企業が多く、申請ハードルが圧倒的に低いため 「ソフトウェア導入時にまず検討すべき補助金」 と位置付けています。

5. 中小企業省力化投資補助金〈一般型〉

【ターゲット】人手不足に悩む小規模~中小企業全般

中小企業省力化投資補助金は、中小企業の売上拡大や生産性向上を支援し、賃上げの実現を後押しする補助制度です。

省力化投資補助金の目的に合ったオーダーメイド性のある投資である必要があります。

2026年のポイント|引き続き活用しやすい補助金

2025年は採択率が60%を超え、約1,200億円の予算が消化されたと推察されます。

2026年は「従業員規模ごとの補助上限額の見直し」が行われると発表されており、補助上限の引き上げが見込まれることから、 制度活用のメリットはさらに高まると考えられます。 また、予算規模は1,800億円が見込まれているため、申請件数は増加傾向にあるものの、 引き続き高い採択率が期待されます。

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6. 省エネ補助金(省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金)

【ターゲット】空調・ボイラー等の更新でコスト削減したい企業

エネルギー価格の高騰対策と、脱炭素社会の実現(GX)を目的とした補助金です。 古い設備をエネルギー効率の高い最新設備に更新する費用を補助します。

空調、照明(LED)、ボイラー、コンプレッサーなど、導入する設備があらかじめ決まっている場合に使いやすい制度です。

2026年のポイント

【工場・事業場型】高い採択率が期待できる 2024年および2025年は予算消化率が低調であったことから、 未消化分は2026年以降に執行されると考えられます。 また、2025年には予算消化を目的として指定設備を補助対象に加えるなど制度の拡充が図られましたが、申請件数が少なかったため、採択率は80%超という非常に高い水準となりました。その結果、要件を満たしていれば高い確率で採択される状況となっています。 2026年においてもこの傾向は継続し、 要件を満たしていれば高い採択率での採択が見込まれます。

【設備単位型】特定のメーカー製品の導入がおすすめ 2026年の従来からある設備単位型の予算額は、2025年と比較して半額となっており、これに伴い 採択率の低下が予想されます。 一方で、新たに「メーカー強化枠」および「トップ性能枠」が創設され、合計250億円という大きな予算が割り当てられました。 このため、 GX要件を満たしたメーカーの製品であれば、採択されやすくなると見込まれます。

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7. 小規模事業者持続化補助金

[新規追加・2026-05-21 承認済]

【ターゲット】売上拡大・販路開拓・新展開に取り組む小規模事業者(従業員数が少ない事業者向け)

小規模事業者の持続的な発展を支援する補助金で、販路開拓・売上拡大・新事業展開に取り組む費用を補助します。長年にわたり、小規模事業者支援の中核を担ってきた代表的な制度です。

対象は 「商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)で常時従業員5人以下」 「製造業その他で常時従業員20人以下」 の事業者。申請類型は 一般型 / 創業型 / 共同・協業型 / ビジネスコミュニティ型 の4種類に整理されています。

2026年のポイント|特例活用で最大250万円・補助率 2/3

2026年(令和8年)の代表的な補助上限・補助率は以下のとおりです:

  • 一般型 通常枠: 補助上限 50万円、補助率 2/3
  • 賃金引上げ特例 等の活用: 補助上限 最大250万円、補助率 2/3 (賃金引上げ特例の赤字事業者は補助率 3/4 に優遇)

第19回公募スケジュールは、公募要領公開 2026年1月28日、申請受付 2026年3月6日〜4月30日 17:00 となっています。

【当社の見立て】Planbase でも、飲食店のオーダー自動化、食品会社・飲食店向けの簡易な急速冷凍機、製造業の加工・検査用機械 といった投資の支援実績があります。事業費総額が 300万円前後までの規模感 (補助率 2/3 で補助額 200万円前後) であれば対象になりやすく、自社の売上向上・販売促進・新事業展開に資する投資 をしたい事業者にとって、まず候補に上がる補助金です。

8. 事業承継・M&A補助金(旧 事業承継・引継ぎ補助金)

【ターゲット】事業承継・M&A・経営革新・廃業再チャレンジに取り組む中小企業・小規模事業者

事業承継やM&A、それに伴う経営革新や設備投資など、世代交代・統合フェーズ における事業の継続・発展を幅広く支援する補助金です。2026年度から 「事業承継・M&A補助金」 に名称が整理され、M&A 文脈での活用がより明確になりました(旧称: 事業承継・引継ぎ補助金)。

複数の申請枠が用意されており、承継・統合の目的に応じた選択ができます。

2026年のポイント|事業承継促進枠は最大1,000万円、第14次公募が進行中

2026年(令和8年)第14次公募の代表的な補助上限・補助率は次のとおりです:

  • 事業承継促進枠: 補助上限 800万円 (賃上げ実施で 1,000万円 に引き上げ)、補助率 1/2
  • 廃業・再チャレンジ枠: 補助上限 150万円 (他枠と併用可)
  • 複数の枠を組み合わせると 最大 2,000万円 までの補助が設計されています

第14次公募スケジュール: 申請受付 2026年2月27日〜4月3日 17:00、採択発表 5月中旬、交付決定 6月上旬、事業実施期間 〜 2027年6月上旬。

【当社の見立て】Planbase では、旧称「事業承継・引継ぎ補助金」時代から複数次(7次〜9次など)にわたり、製造業(工業)・建設業・歯科クリニック・ヘアサロン・リゾート業 など幅広い業種の承継案件を継続的に支援してきた実績があります。承継・M&A タイミングに合わせた設備投資や専門家活用費の対象範囲が広く、承継・統合フェーズの企業にとって有力な選択肢 です。当社では本補助金について 成功報酬をメインとした申請支援 を提供しています。

業種別おすすめ補助金 ガイド

業種ごとに「定番になりがちな補助金」のパターンを整理します。Planbase の支援実績と公的な制度設計から、業種特有のニーズに合いやすい補助金を紹介します。

製造業

製造業は投資の 用途と規模 で適切な補助金が大きく分かれます。

  • 既存設備の更新: 省エネ補助金(設備単位型 or 工場・事業場型) — 補助金額の幅が広く、空調・コンプレッサー等の更新まで幅広く対応
  • 新規・大型工場の建設:
  • 中小企業成長加速化補助金(売上10〜100億円規模が対象)
  • 大規模成長投資補助金(投資額20億円以上)
  • 新規・設備レベル(高度な加工): 新事業進出・ものづくり補助金 — 革新的な加工技術や新製品開発がターゲット
  • 新規・設備レベル(省力化ライン): 中小企業省力化投資補助金〈一般型〉 — 省力化につながるラインの変更や自動化機器

飲食業

飲食業では 小規模事業者持続化補助金が主軸 です。Planbase でも複数の支援実績があります。

  • オーダー自動化システムの導入 → 小規模事業者持続化補助金
  • 簡単な急速冷凍機・調理機器 → 小規模事業者持続化補助金(食品会社・飲食店向けの定番)

事業費総額 300万円前後までの規模であれば対象になりやすく、売上向上・販売促進・新事業展開に資する投資がフィットします。

IT・サービス業

IT・サービス業の活用パターンには意外性があります — IT を「導入する」側ではなく「作る」側として 補助金を活用するケースです。

  • 自社プロダクト開発(新サービス提供) → 新事業進出・ものづくり補助金。システム構築費が補助対象となるため、今まで提供していなかった新しいサービスの開発に使える
  • 業務効率化のSaaS導入 → デジタル化・AI導入補助金(IT を使う側として)

なお、大規模成長投資補助金や中小企業成長加速化補助金は、IT・サービス業では対象となるケースは多くありません。

小売業

小売業は 事業規模で大きく二極化 します。

  • 小規模(店舗単位)の投資
  • POS・予約システム導入 → デジタル化・AI導入補助金
  • 店舗改装・販路開拓 → 小規模事業者持続化補助金
  • 大規模(自社倉庫等の整備)の投資
  • 中小企業成長加速化補助金 / 大規模成長投資補助金
  • POS等の 導入規模や内容によっては、ものづくり補助金や中小企業省力化投資補助金が対象になるケースもあります

建設業

建設業で Planbase が 最も多く支援するパターンは「ものづくり補助金で ICT建機を導入するケース」 です。

  • ICT建機の導入(本命) → ものづくり補助金(新事業進出・ものづくり補助金)
  • ICT建機の関連設備・測量に使うシステム → 中小企業省力化投資補助金

業種を問わず活用できる補助金

事業承継・M&A補助金 は業種を問わず活用できる代表的な補助金です。Planbase でも歯科クリニック・工業・建設業・ヘアサロン・リゾート業など幅広い業種で支援実績があります。承継・M&A・廃業フェーズに該当する企業は、業種に関係なく検討する価値があります(詳細は 8. 事業承継・M&A補助金 のセクションを参照)。

公募開始までに今すぐ準備すべき「3つのこと」

補助金の公募要領(詳細なルールブック)が発表されてから準備を始めていては、申請期限に間に合わなかったり、書類の不備で採択を逃したりするリスクが高まります。

2026年の補助金を確実に獲得するために、まだ詳細が決まっていない今の段階から着手できる、必須の「3つの準備」を進めておきましょう。

1. 「GビズIDプライムアカウント」の取得

【必須】これが無いと申請すらできません。

現在、ほぼすべての中小企業向け補助金は、電子申請システム「jGrants(Jグランツ)」を通じて行われます。このシステムにログインするために必要なのが「GビズIDプライムアカウント」です。

  • 注意点:オンラインで即日発行できるものではなく、印鑑証明書の郵送審査などが必要で、発行までに2週間~1ヶ月程度かかる場合があります。
  • アクション:未取得の場合は、今すぐ公式サイトから申請手続きを行ってください。

2. 「認定経営革新等支援機関」の選定と相談

【重要】頼れるパートナーを早期に見つける。

「ものづくり補助金」や「大規模成長投資補助金」など、難易度の高い補助金の申請には、国が認定した専門家(認定経営革新等支援機関)のサポートや確認書が必須となるケースが大半です。

  • 認定支援機関とは:商工会議所、金融機関、税理士、中小企業診断士など。
  • アクション:公募開始直前は専門家のスケジュールが埋まってしまいます。「2026年の補助金活用を考えている」と、顧問税理士や取引金融機関、あるいは補助金に強いコンサルティング会社へ早めに相談の予約を入れましょう。

3. 直近の決算書の整理と「賃上げ」シミュレーション

【対策】「参加資格」があるかを確認する。

前述の通り、2026年は「賃上げ」が必須要件や重要加点項目になります。「給料を上げると言っておけばいい」という安易な計画は通用しません。

  • 決算書の確認:直近2~3期分の決算書を用意し、赤字の有無や債務超過の状況を整理します(財務状況によっては申請できない補助金があります)。
  • 賃上げ余力の確認:「給与支給総額を年率1.5%~6%以上引き上げる」といった要件を満たせるか、現状の利益構造でシミュレーションを行っておくことが、これまで以上に重要になります。

まとめ:自社にフィットする補助金を「業種×規模×目的」で選ぶ

2026年(令和8年)の中小企業向け補助金は、コロナ禍からの「完全な脱却」を象徴するラインナップとなりました。

「バラマキ型の給付金」は姿を消し、代わりに用意されたのは 「賃上げを行う企業」「規模拡大(スケールアップ)に挑む企業」を強力にバックアップするための投資資金 です。一方で、申請者にとっては 8つの主要補助金から自社に最適な制度を選び抜く目利きの力 が問われる年でもあります。

本記事で解説したポイントを振り返ります。

  • トレンドの変化: 救済から成長支援へ。「中堅企業」「100億企業」を目指す層への支援が手厚くなる
  • 8つの主要補助金 × 業種別の使い分け:
  • 製造業は「更新/新規大型/新規設備レベル」で使い分け
  • 飲食業は 小規模事業者持続化補助金が主軸
  • IT・サービス業は意外にも 新事業進出・ものづくり補助金(自社プロダクト開発のシステム構築費)
  • 小売業は 規模で二極化(小規模はIT/持続化、大規模は成長加速化/大規模成長投資)
  • 建設業は ものづくり補助金で ICT建機 が定番
  • 制度統廃合と名称変更: 「ものづくり+新事業進出」統合、「IT導入→デジタル化・AI」、「事業承継・引継ぎ→事業承継・M&A」。旧名で検索しても出てこない ため、最新名で公募情報を確認することが重要
  • 必須条件: 「省力化」と「賃上げ」は、もはやセットで考えるべき標準装備
  • アクション: 公募要領が出るのを待つのではなく、今のうちに「GビズID」の取得や「認定支援機関」との連携を進める

【最新情報を随時更新します】 各補助金の公募開始時期や詳細な要件は、今後数ヶ月の間に順次発表されます。 本記事では、経済産業省や中小企業庁から公式発表があり次第、最新情報を追記していきます。

2026年が、皆様の企業にとって飛躍の年となるよう、早めの準備をスタートさせましょう。

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