有限会社鈴木紙工(千葉県) 省エネルギー投資促進支援事業費補助金2次公募 採択

事業内容について
加藤 :お忙しいところ、インタビューに応じていただきありがとうございます。まずは御社の事業内容について教えていただけますか?
鈴木様:当社は1974年に設立、創業してから約50年間にわたり段ボール専門の製造を行っています。千葉県内の農家やJAを主な取引先としており、農産物を出荷するための段ボールを製造しています。長年にわたり地域密着で安定した事業を継続してきました。

補助金の申請に至った理由
加藤 :インターネット経由でお問い合わせをいただきましたが、そもそも補助金の申請を検討していた理由を教えていただけますか?
鈴木様:段ボールの印刷用の設備の更新を考えており、更新費用を抑える手段として、補助金の申請を検討していました。当初は有名な『ものづくり補助金』を活用することができるのでは無いかと考えており、インターネット経由で複数の補助金コンサルティング会社に相談で問い合わせをさせていただきました。
プランベースを選んでいただいた理由
加藤 :補助金のサポートを行う会社の中で、当社を選んだ決め手はありましたか?
鈴木様:複数社を比較検討している中、多くの会社がリモートのみでの対応でしたが、唯一、御社だけが対面で我々の事業を見てくださりました。その姿勢が「この会社なら信頼できる」と感じた大きなポイントでした。
また、ヒアリングをしていただく中で当初想定していた「ものづくり補助金」ではなく、「省エネ補助金」という別の補助金の方が当社の取組に即しているのでは無いかと提案をいただきました。「省エネ補助金」の方が当社の取組の実態に合っていただけでなく、いわばプランベース様自身も挑戦であるこの提案を受けたことが、これから億単位の設備投資をする弊社の志と通ずるものを感じ、御社に任せる決め手になりました。
ご提案の内容
加藤 :ありがとうございます。当初は『ものづくり補助金』での問い合わせをいただきました。しかし、補助金活用のビジョンや導入予定設備、導入によって期待する効果などを深くヒアリングする中で、『省エネ補助金』の方が採択可能性が高く、補助金額の観点からも適していると考え、こちらの提案させていただきました。
補助事業の内容について
加藤 :今回の『省エネ補助金』で申請した補助事業の内容について、教えていただけますか?
鈴木様:今回の投資では、段ボール紙印刷機とその付随設備の導入を行いました。当初は生産効率の観点からものづくり補助金の申請ができると考えていたのですが、プランベースさんに相談したところ、設備の更新によってエネルギー消費量の削減が実現されること、この削減量等から、省エネ補助金の申請が可能であることを教えていただき、省エネ補助金に申請しました。
結果、設備の導入によって、段ボールの生産効率とエネルギー当たりの生産性が約1.6倍に向上しました。また、工場の稼働時間と残業時間が大幅に削減することができました。
申請書の作成
加藤 :事業計画書を作成するにあたっては、かなり細かく擦り合わせの時間をいただきありがとうございました。最終的に出来上がった申請書についての感想を教えてください。
鈴木様:御社のサポートを受けながら、新設備導入後の省エネルギー量と生産効率の向上を数値で明確に説明した資料を作成することができました。申請に当たって必要になる現在の設備の消費電力量の測定や消費電力量の計算もプランベースさんに行っていただきました。新設備導入が単なる消費電力の削減と生産性の向上に止まらず、労働環境の改善と賃金上昇にも繋がることを明確にアピールできた点にも満足しています。
採択決定
加藤 :実は当社でも今回のような段ボール用設備の事例は過去に経験が無く、手探りの状態でのスタートとなったわけですが、無事、2次で採択できてよかったです。
鈴木様:約半年間共に闘って頂き、本当にありがとうございました。およそ8,000万円という金額に製造業としての責任も感じてしまいましたが、新設備の導入により、想定通りのエネルギー使用量の削減を達成できました。生産効率も大幅に向上し、勤務体系の見直しが可能になりました。その結果、従業員の残業時間と負担が大幅に減少し、限られた時間内で効率よく生産できるようになり、これで10年は最前線で戦えるはずです。
加藤 :我々としても、鈴木様からの協力があってこそ、補助金の採択に繋がったと考えています。ありがとうございました。
評価と改善点
加藤 :今回の補助金申請の過程で、特に評価いただけた点はどこでしたか?
鈴木様:『ものづくり補助金』から『省エネ補助金』への変更提案をいただけたことと、説明資料を作成する際、数値測定と計算根拠の策定に協力いただけた点に特に満足しています。私たちの目線に沿って資料作成をして頂けて、経営者が普段の忙しさから見逃していたであろう各種補助金の正しい使い方を探してくれる姿勢に「ありがたさ」を感じました。
加藤 :改善点も併せて教えてください。
鈴木様:機械製品の都合上、納期の遅れが発生し、ご迷惑をかけてしまったことは申し訳ございませんでした。欲をいうなればプランベース様でもっと主導権を握り、提出資料の報告期限等の具体的な指示を頂きたかったです。すみません、私の仕事が遅いので、おしりを叩いてください。
今後の展望
加藤 :最後に、今後の御社の事業の展望を教えていただけますか?
鈴木様:顧客のコスト削減に貢献するため、今回導入した新設備を活かした「品質を担保しながらもコスト競争力を高めた、差別化を図れるダンボール箱」を提案していきます。実際に大手ダンボール会社様で運用し始めた新材質のダンボール紙をいち早く導入成功し、『このご時世にコスト維持できるなんて!』とお取引先様に喜ばれております。
同時にCO2や電力消費量の削減といった面も数値で訴求し、時代のニーズに応えていきます。また、労働力の減少に直面する中、若手世代の採用は大きな課題です。若手世代とも目線を合わせた「令和時代に対応した職場環境づくり」にも注力して働きがいのある会社を目指します。
加藤 :本日はありがとうございました。
