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第11回事業再構築補助金の公募スケジュールは?申請の手順や注意点も解説

目次

第11回事業再構築補助金の申請を検討しており、公募スケジュールについて詳しく知りたいと考えている人もいるでしょう。この記事では、第11回事業再構築補助金の公募スケジュールの詳細から内容、申請手順などを詳しく解説します。事業再構築補助金の申請を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。

事業再構築補助金は終了、新たに『新事業進出補助金』が開始!

事業再構築補助金は、2025年の3月の第13回公募をもって公募が終了しました。

その後継制度として、 2025年4月より「新事業進出補助金」 が新たにスタートしました。

新事業進出補助金とは

新事業進出補助金は、企業の成長促進・生産性向上・賃上げの実現を後押しするため、中小企業が新事業に挑戦し、新しい市場への進出するための支援制度です。

例えば、
・これまで扱っていなかった製品分野への進出
・新たな顧客層・業界への展開

などの取り組みに対し、設備投資や販路開拓の費用を補助します。

新事業進出補助金と事業再構築補助金の違い

新事業進出補助金は、事業再構築補助金の後継として始まった補助金ですが、両者には様々な違いがあります。

以下に、簡単に違いをまとめました。

  新事業進出補助金 事業再構築補助金・成長分野進出枠(通常類型)
補助対象者 企業の成長・拡大に向けた新規事業への挑戦を行う中小企業等 ポストコロナに対応した、成長分野への大胆な事業再構築にこれから取り組んだり、国内市場縮小等の構造的な課題に直面している業種・業態の中小企業・中堅企業等
補助上限額 9,000万円 7,000万円
補助率 1/2 中小企業等:1/2(2/3)
中堅企業等:1/3(1/2)
基本要件 (1)新事業進出要件
(2)付加価値額要件
(3)賃上げ要件
(4)事業場内最賃水準要件
(5)ワークライフバランス要件
(6)金融機関要件
(1)事業再構築要件
(2)金融機関要件
(3)付加価値額要件
(4)給与総額増加要件かつ市場拡大要件または市場縮小要件
補助事業期間 交付決定日から14ヶ月以内 交付決定日から12 か月以内
補助対象経費 機械装置・システム構築費、建物費、運搬費、技術導入費、知的財産権等関連経費、外注費、専門家経費、クラウドサービス利用費、広告宣伝・販売促進費 建物費、機械装置・システム構築費(リース料を含む)、技術導入費、専門 家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費、 広告宣伝・販売促進費、研修費、廃業費

事業再構築補助金の採択者は新事業進出補助金を申請できる?

新事業進出補助金では、次のいずれかに該当する事業者は補助対象外となります。

・申請締切日を起点として過去16か月以内に、事業再構築補助金の補助金交付候補者として採択された事業者(採択辞退者を除く)
・申請締切日時点で、事業再構築補助金の交付決定を受けて補助事業を実施中の事業者

ただし、上記に該当しない場合は、事業再構築補助金に採択された実績があっても、新事業進出補助金の要件を満たすことで申請が可能です。

▼最新情報はこちら

事業再構築補助金とは

事業再構築補助金とは、ポストコロナ・ウィズコロナのなかで起こる経済社会の変化へ対応するために、事業再構築を図る中小企業などを支援するために設けられたものです。

事業再構築補助の活用によって、事業再構築のための資金調達の負担が減ったりコンサルティング支援が受けられたりします。

事業再構築補助金には、さまざまな類型が用意されておりそれぞれに要件が異なります。
しかし、事業再構築計画の作成(※認定経営革新等支援機関による確認が必要)や付加価値額をアップさせることが全枠共通の条件です。

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第11回事業再構築補助金の補助金・補助率|類型別

事業再構築補助金にはさまざまな類型があります。
ここでは、それぞれの概要や補助金・補助金率などを解説します。

※参考:事業再構築補助金 公募要項(11回)

成長枠

成長枠とは、成長分野(過去もしくは今後10年間で市場規模が10%以上拡大する業種や業態)への事業再構築に取り組む事業者を対象としています。補助対象経費は以下のとおりです。

・建物費
・機械装置・システム構築費(リース料含む)
・クラウドサービス利用費
・技術導入費
・運搬費
・専門家経費
・研修費
・知的財産権等関連経費
・外注費
・広告宣伝・販売促進費

補助金額・補助率は以下の表のとおりです。

補助金額

従業員20人以下:100万~2,000万円
21~50人:100万~4,000万円
51~100人:100万~5,000万円
101人以上:100万~7,000万円

補助率 中小企業:1/2(※2/3)
中堅企業:1/3(※1/2)

※大幅な賃上げを行う場合

大規模賃金引上促進枠

大規模賃金引上促進枠とは、成長枠・グリーン成長枠の補助事業によって大規模な賃上げに取り組む事業者に対して上乗せして支援することを目的としています。大規模な賃上げを達成することで、賃上げへのインセンティブを受けることが可能です。

補助対象経費は、成長枠・グリーン成長枠に準じます。しかし、補助対象経費は成長枠・グリーン成長枠のものと分ける必要があります。たとえば、同一の建物費を大規模賃金引上促進枠と成長枠の双方で対象経費とするのは不可です。

補助金額・補助率を表にまとめました。

補助金額 100万~3,000万円
補助率 中小企業:1/2
中堅企業:1/3

卒業促進枠

卒業促進枠とは、成長枠・グリーン成長枠の補助金を活用して、中小企業などから中堅企業などに成長する事業者を対象とした上乗せ支援を指します。成長枠・グリーン成長枠の補助事業終了後、中小企業などから卒業することが条件です。

補助対象経費は、成長枠・グリーン成長枠に準じます。ただし、大規模賃金引上促進枠と同様に、成長枠・グリーン成長枠の経費と分けなければいけません。同じ経費を対象経費とすることはできないため注意しましょう。

補助金額・補助率は以下の表のとおりです。

補助金額 成長枠・グリーン成長枠の補助金額上限により異なる
補助率 中小企業:1/2
中堅企業:1/3

グリーン成長枠

グリーン成長枠とは、研究開発や技術開発もしくは人材育成を行いながら、グリーン成長戦略「実行計画」14分野の課題解決につながる取り組みを行う中小企業などを対象としています。グリーン成長枠は「エントリー」と「スタンダード」の2つに分けられており、必須要件や補助金などが異なります。補助対象経費は以下のとおりです。

・建物費
・機械装置・システム構築費(リース料含む)
・クラウドサービス利用費
・技術導入費
・運搬費
・専門家経費
・知的財産権等関連経費
・外注費
・広告宣伝・販売促進費
・研修費

補助金額・補助率を表にしてまとめました。

補助金額

・エントリー
従業員20人以下:100万円~4,000万円
21~50人:100万円~6,000万円
51人以上:100万円~8,000万円
中堅企業:100万円~1億円

・スタンダード
中小企業:100万円~1億円
中堅企業:100万円~1.5億円

補助率 中小企業:1/2
中堅企業:1/3

最低賃金枠

最低賃金枠とは、最低賃金引上げの影響を受けて、その原資の確保が難しいとくに業況の厳しい事業者を支援するためのものです。対象経費は以下のようになっています。

・建物費
・機械装置・システム構築費(リース料含む)
・クラウドサービス利用費
・技術導入費
・運搬費
・専門家経費
・知的財産権等関連経費
・外注費
・広告宣伝・販売促進費
・研修費

補助金額・補助率は以下の表のとおりです。

補助金額

従業員5人以下:100万円~500万円
6~20人:100万円~1,000万円
21人以上:100万円~1,500万円

補助率

中小企業:3/4
中堅企業:2/3

産業構造転換枠

産業構造転換枠とは、市場規模が縮小したことにより事業再構築が必要となる業種や業態の事業者を対象として、事業再構築を支援するために設けられた枠です。対象経費は以下のとおりです。

・建物費
・機械装置・システム構築費(リース料含む)
・クラウドサービス利用費
・技術導入費
・運搬費
・専門家経費
・知的財産権等関連経費
・外注費
・広告宣伝・販売促進費
・廃業費
・研修費

対象経費のほとんどは成長枠などと変わりませんが、廃業費が対象経費となっていることが特徴です。補助金額・補助率は以下のとおりです。

補助金額

従業員20人以下:100万円~2,000万円
21~50人:100万円~4,000万円
51~100人:100万円~5,000万円
100人以上:100万円~7,000万円
廃業を伴う場合:最大2,000万円上乗せ

補助率

中小企業:2/3
中堅企業:1/2

物価高騰対策・回復再生応援枠

物価高騰対策・回復再生応援枠とは、業況が厳しい事業者や事業再生に取り組む中小企業、原油価格や物価高騰などの影響を受ける事業者の事業再構築を支援するための枠です。対象経費としては以下が挙げられます。

・建物費
・機械装置・システム構築費(リース料含む)
・クラウドサービス利用費
・技術導入費
・運搬費
・専門家経費
・知的財産権等関連経費
・外注費
・広告宣伝・販売促進費
・研修費

補助金額・補助率の詳細は以下のとおりです。

補助金額

従業員5人以下:100万円~1,000万円
6~20人:100万円~1,500万円
21~50人:100万円~2,000万円
51人以上:100万円~3,000万円

補助率

中小企業:2/3
中堅企業:1/2

第11回事業再構築補助金の流れ・スケジュール

公募スケジュール

第11回事業再構築補助金の詳細な公募スケジュールは以下のとおりです。

・公募開始:2023年8月10日(木)
・申請受付:2023年9月上旬~中旬(予定)
・応募締切:2023年10月6日(金)18:00
・結果発表:2024年2月13日

採択前の流れ

ここでは、第11回事業再構築補助金の申請の流れを詳しく解説します。

1.公募要領の確認

第11回事業再構築補助金の公募要項が公式サイトなどで公開されているため、申請条件や類型の内容、必要書類などをあらかじめしっかりと確認しておきましょう。公式サイトには、オンライン説明会の案内や応募申請に関する動画、過去の資料なども掲載されています。申請にあたって事前にチェックしておくと安心です。

2.認定支援機関の決定

認定支援機関とは、中小企業等経営強化法で定められた機関のことです。事業再構築補助金の申請の際には事業計画が必要ですが、認定経営革新等支援機関の確認を受ける必要があります。そのため、事業再構築補助金に申請する前に認定支援機関を選定しておきましょう。事業計画の相談に乗ってもらうことも可能です。

3.gBizIDの取得と必要書類の準備

事業再構築補助金の申請は電子申請です。電子申請では、gBizIDの取得が必要となるためあらかじめ取得しておくとよいでしょう。また、あわせて申請に必要な書類、たとえば事業計画書などを用意します。各枠組みや類型によって必要な書類が異なるため、どのような書類が必要かを確認して準備しておくとよいでしょう。

4.補助金交付候補者の採択

申請後に審査が行われ、補助金交付候補者には採択されたことが通知されます。審査委員会により事業計画などが評価され、より優れた事業者が補助金候補者として採択されるため、必ずしも採択されるとは限りません。採択通知はメールで届きます。また、公式サイトで採択結果として掲載されるため、公式サイトを確認してもよいでしょう。

採択後の流れ

事業再構築補助金交付候補者として採択された後の流れは以下のとおりです。

1.交付申請
2.事業の実施・実績の報告
3.精算払請求・補助金振込
4.状況報告

採択された後に交付申請を行わなければいけません。場合によっては、事業の実施中に状況報告書の提出が求められることもあります。申請事業の実施報告書を作成して、確定検査が行われた後に補助金の請求をし、補助金が振り込まれるという流れです。

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事業再構築補助金を申請する際の注意点

第11回事業再構築補助金を申請する際には、注意するポイントが2つあります。

サプライチェーン強靱化枠の公募はない

第11回事業再構築補助金では、サプライチェーン強靱化枠の公募はありません。サプライチェーン強靱化枠とは、第10回で新規で追加された枠です。海外に製造拠点を置く製造業が国内に移転する際の支援として設けられた枠で、補助金額上限が5億円と高いことが特徴です。しかし、11回では募集されていないため注意しましょう。

外部の支援を受ける際は悪質な業者に注意する

認定経営革新等支援機関を選定する際には、悪質な業者を選ばないように慎重に選定する必要があります。認定経営革新等支援機関の公式サイトなどを確認して、実績があるか、安心して任せられるかどうかなどをチェックしましょう。次の項目で、経験や実績が豊富なコンサル会社を紹介するため参考にしてください。

まとめ

事業再構築補助金とは、中小企業などの事業再構築を支援するための補助金制度です。

事業再構築補助金を利用するには、申請を行い採択されなければいけません。
第11回事業再構築補助金の公募も始まっているため、公募スケジュールや申請できる類型、必要要件などをしっかりと確認しましょう。
また、申請時には信頼できる認定支援機関を選定することも重要です。

 

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この記事の執筆者

村上 貴弘

村上 貴弘

東京大学経済学部卒。
中小企業診断士、行政書士。
2019年株式会社プランベース創業。
2021年meditips行政書士事務所開業。
製造業、建設業、運輸業、ソフトウェア業など幅広い業種の補助金申請支援実績が豊富。特に事業再構築補助金やものづくり補助金、成長投資補助金といった大規模な補助金の申請に強みを持つ。