• ものづくり補助金

加点で採択確率が変わる!ものづくり補助金の加点要素と必要書類を徹底解説

目次

ものづくり補助金とは、中小企業の生産性向上を目的としたサービスの開発や設備への投資を支援するための制度です。ものづくり補助金には加点制度があり、加点されると採択されやすくなります。そこでこの記事では、ものづくり補助金の加点項目について解説します。必要な書類や減点項目についても解説するので、ものづくり補助金の申請を考えている企業担当者の方は参考にしてください。

加点項目の概要

ものづくり補助金の加点項目とは、該当すると採択されやすくなる有利な要因のことです。

ものづくり補助金が採択されるかどうかは、事業計画書に記載した内容が審査対象となる項目を満たしているかどうかで判断されます。

加点項目の申請は任意なので、ものづくり補助金の申請に必須ではありません。
つまり、加点項目は審査基準である審査項目のなかでは、オプションのようなものです。
申請する場合は、通常のものづくり補助金の申請に必要な書類だけではなく、別途所定の書類を提出しなければなりません。

▼最新情報はこちら

加点項目と採択率の関係は?

ものづくり補助金の加点項目と採択率の関係について解説します。
以下の表は、加点項目の個数ごとに採択率を示したものです。

加点項目が0個の場合 採択率41.2%
加点項目が1個の場合 採択率56.1%
加点項目が2個の場合 採択率72.3%
加点項目が3個の場合 採択率78.4%
加点項目が4個の場合 採択率86.7%

上記のデータを見ると、ものづくり補助金は加点項目が多いほど採択率が上がっていることがわかります。加点項目が4個ある場合の採択率は86.7%となっており、驚くことに採択率は0個の場合の2倍以上です。加点項目が1個増えるだけでも採択率は15%程度上がっているため、採択されたい場合は加点申請を多くした方が有利といえます。

※参考: データポータル|ものづくり補助事業公式ホームページ ものづくり補助金総合サイト

加点項目の種類は?

ものづくり補助金の加点項目は、4つの種類があります。申請するためには、それぞれの項目で設定されている要件を満たさなければなりません。ここでは、加点項目の種類と要件を解説するので、参考にしてください。

成長性加点

ものづくり補助金の加点項目として、成長性加点があります。成長性加点は、事業の成長性が認められる事業者に与えられます。経営革新計画を作成し承認されること、また計画が有効期限内であることが要件です。 経営革新計画は、国や自治体が中小企業の経営革新を促す目的で実施します。事業者は自社の成長のために実施したい事業計画を作成し、承認を得るためには、経営革新計画の要件を満たさなければなりません。

経営革新計画の詳細

前述のとおり、経営革新計画は中小企業の経営革新を促すための制度です。国と自治体が実施しており、計画が承認されるとさまざまな支援を受けられます。ただし、承認されるためには以下の要件を満たさなければなりません。

・新事業活動に取り組む計画であること

・経営の相当程度の向上を達成できる計画であること

事業者は従来の事業とは異なる新しい事業に取り組むための計画を立てる必要があります。また、実現可能な数値目標を設定することも重要です。 ものづくり補助金の加点項目として成長性加点を申請したい場合は、経営革新計画を別途承認してもらう必要があるため、欠かさず申請するようにしましょう。

※参考:経営革新計画|東京都産業労働局

政策加点

ものづくり補助金の加点項目として、政策加点が挙げられます。政策加点は、政府が進めている制作に当てはまる事業者に付与される加点です。政策加点には4つの種類があり、それぞれ対象となる事業者の要件が異なります。ここでは、政策加点の種類とそれぞれの詳細を解説するので、政策加点について知りたい方は参考にしてみてください。

政策加点の種類

政策加点の対象となる事業者の種類と、それぞれの詳細を解説します。

政策加点の対象となる事業者 詳細
1. 創業・第二創業後間もない事業者(5年以内) 特定の事業で創業後5年以内の事業者が該当します。もしくは、経営者が変わったタイミングで新しい事業を始めてから5年以内の事業者も対象。
2. パートナーシップ構築宣言を行っている事業者 「パートナーシップ構築宣言」ポータルサイトにおいて宣言を公表している事業者が対象。
3.再生事業者 債務超過などが原因で倒産状態になり、中小企業再生支援協議会等から支援を受けている事業者。再生計画を策定中か、または策定が認可されて3年以内であること。
4. デジタル技術の活用およびDX推進の取組状況(デジタル枠のみ) デジタル技術等の活用の方向性の公表状況や体制の提示等の取組状況を記載すること。

災害等加点

災害等加点も、ものづくり補助金の加点項目の1つです。災害時の事業継続力強化計画を作成しますが、経済産業大臣に認定された事業者のみに絞られます。 事業継続力強化計画とは、事業所がある地域で災害への備えや減災を目的として作成する計画書のことです。認定を受けると補助金の加点のほか、税制措置や金融支援などの支援が受けられます。

事業継続力強化計画の詳細

事業継続力強化計画の認定を受けるには、以下の手順で申請する必要があります。

・事業継続強化策定の手引きを参照する
・事業継続力強化計画策定を作成する
・経済産業局に申請し、認定を受ける

計画を策定する際には、感染症対策についても取り組まなければなりません。経済産業大臣の認定を受けた事業継続力強化計画は3年間有効です。ものづくり補助金の加点項目に活用する場合は、有効期間内に申請する必要があります。
※参考:事業継続力強化計画|中小企業庁

 賃上げ加点等

ものづくり補助金の加点項目として、賃上げ加点等が挙げられます。賃上げ加点等の要件は下記のとおりです。

・事業計画期間において、給与支給総額を年率平均2%以上増加させ、かつ、
事業場内最低賃金を地域別最低賃金+60円以上の水準にする計画を有し、事務局に誓約書を提出している事業者
・事業計画期間において、給与支給総額を年率平均 3%以上増加させ、かつ、
事業場内最低賃金を地域別最低賃金+90円以上の水準に する計画を有し、事務局に誓約書を提出している事業者

・被用者保険の適用拡大の対象となる中小企業が制度改革に先立ち任意適用に取り組む場合

加点に必要な書類

ものづくり補助金の加点に必要な書類は、加点項目によって異なります。
項目ごとの提出書類は下記のとおりです。

成長性加点 経営革新計画承認書等
政策加点 開業届、または履歴事項全部証明書
災害等加点 事業継続力強化計画認定書、または連携事業継続力強化計画認定書
賃上げ加点 特定適用事業所該当通知書

いずれも、通常のものづくり補助金の申請に必要な書類とは別に、追加で必要となる書類です。加点を得て採択率を上げたい場合は忘れずに用意するようにしましょう。

ものづくり補助金の減点項目

ものづくり補助金には減点項目もあります。

・応募締切日から過去3年間に、類似の補助金の交付決定を1回受けている場合
・回復型賃上げ・雇用拡大枠において、繰越欠損金によって課税所得が控除されることで申請要件を満たしている場合

減点項目があると、採択率に悪影響があると予想されるため、採択を目指す場合は減点項目がないようにしましょう。

まとめ

ものづくり補助金は採択されれば国からの支援を受けられる魅力的な制度ですが、採択率は50%前後であり、申請すれば必ず採択されるわけではありません。
従って、高確率で採択されるためには魅力的な事業計画の作成や加点を満たすための準備が重要です。

 

補助金申請支援なら【株式会社プランベース】

株式会社プランベースは認定支援機関として、中小企業の補助金申請を専門に支援しています。
これまでに累計1,500社以上・200億円超の採択実績を誇り、製造業・情報通信業・建設業など幅広い業種の企業様をサポートしてきました。

高い採択率

丁寧なヒアリングと市場分析に基づいた高品質な事業計画書の作成により、初回申請でも「事業再構築補助金で約7割」「ものづくり補助金で約8割」という高い採択率を実現しています。
不採択の場合も、再申請に向けたフォローアップを行います。

申請〜採択後まで万全サポート

採択後の報告書作成や検査対応など、補助金受給までハンズオンで支援
初めての申請でも安心して新規事業や設備投資を進められます。

採択後のサポート

専門家による迅速対応

中小企業診断士や行政書士が在籍し、締切1か月前でも申請可能な迅速対応を実現。
不備防止やスムーズな手続きを徹底しています。

全国対応

北海道から沖縄まで、オンラインを中心に全国対応
地域を問わず、補助金申請から受給まで伴走支援いたします。


補助金の申請方法や事業計画書の書き方でお悩みの方は、まずは初回無料相談をご利用ください。
経験豊富なコンサルタントが、貴社に最適な補助金活用をご提案します。

お問い合わせはこちら

この記事の執筆者

村上 貴弘

村上 貴弘

東京大学経済学部卒。
中小企業診断士、行政書士。
2019年株式会社プランベース創業。
2021年meditips行政書士事務所開業。
製造業、建設業、運輸業、ソフトウェア業など幅広い業種の補助金申請支援実績が豊富。特に事業再構築補助金やものづくり補助金、成長投資補助金といった大規模な補助金の申請に強みを持つ。