ものづくり補助金の交付申請はどうやる?流れ・必要書類・注意点を完全ガイド!

目次
ものづくり補助金の採択後、次に必要なのが「交付申請」です。交付申請が承認されて“交付決定”となって初めて、補助金の額が確定し、補助事業をスタートできます。本記事では、交付申請とは何か、どんな書類が必要か、どのような手順で進めるべきかを、実際の見本・図表付きで丁寧に解説します。初めて申請をする企業様でも安心して準備を進められるよう、わかりやすく整理しました。
ものづくり補助金の交付申請とは
ものづくり補助金では、採択後に「交付申請」という申請を行います。
この交付申請が承認されると「交付決定」となり、補助事業を実施することができます。
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ものづくり補助金における交付申請の流れ
ものづくり補助金では、採択後に「交付申請」を行い、この申請が承認されることで「交付決定」となります。
交付決定がなされると、補助金額が正式に確定するだけでなく、会計上も補助金が発生したものとして扱われるため、交付決定は極めて重要な手続きです。
また、交付決定後は、経費の金額や導入設備等の内容変更が原則として認められないケースが多く、交付申請は慎重に進める必要があります。
本記事では、図表や見本を用いて交付申請の流れをわかりやすく解説します。
なお、より詳細な内容については、ものづくり補助金の公式ホームページに掲載されている「補助事業の手引き」をあわせてご確認ください。
採択後の流れ
採択後の流れは以下の図のようになっています。
交付申請は採択後最初の手続きであり、交付申請の後も、実績報告など数多くの手続きを行う必要があります。

重要な点として、交付申請を行い交付決定を受けた後に、補助事業の実施が可能になります。
補助事業の実施を早めるためにも、交付申請はできるだけ早めに行いましょう。
▼ものづくり補助金の実績報告のやり方についてはこちら
交付申請の必要書類
ものづくり補助金の交付申請で必要となる書類は以下の表の通りです。
・現況確認資料(法人の場合:交付申請書提出日の過去3ヶ月以内に発行された履歴事項全部証明書の写し
個人事業主の場合:直近の確定申告書)
・見積書と相見積書
・賃金引上げ計画の誓約書(事務局から修正を求められた場合)
・補助事業計画書別紙(技術導入費、専門家経費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費、を申請した事業者のみ)
交付申請の手順
ものづくり補助金における交付申請の手順は、以下の通りです。
【交付申請の流れ】
1. 電子申請システムから申請内容ファイルのダウンロード
2. 現況確認資料を準備
3. 見積依頼書、見積書、相見積書を用意
4. 申請内容ファイル一式の内容を変更(補助事業に変更がある場合)
5. 必要書類をzipファイルにまとめる
6. jGrantsから交付申請を行う
ここでは、これら一連の作業を画像付きでわかりやすく解説していきます。
1.電子申請システムから申請内容ファイルをダウンロードする
電子申請システムから申請内容ファイルをダウンロードしてください。
電子申請システムのマイページにログイン後、申請ステータスの項目に申請内容ファイル出力という項目がありますので、そこからExcelファイル形式でダウンロードします。
この時点でファイル名に事業者名を追加しましょう。
例)申請内容ファイル_株式会社プランベース
補助金交付申請書について
「補助金交付申請書」は、交付申請時に提出する書類ですが、J グランツの申請フォームに入力するのみで構いません。
なお、補助金交付申請書の様式は「交付規定に定める様式」の様式第1に掲載されています。
参考:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金総合サイト「交付規定に定める様式」

出典:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金総合サイト「交付規定に定める様式」3ページ
2.現況確認資料を準備
現況確認書類として、法人の場合は交付申請書提出日から3ヶ月以内に発行された履歴事項全部証明書、個人事業主の場合は直近の確定申告書を提出します。
ただし、これらの書類を申請時に提出している場合は、交付申請時には提出不要です。
3.見積書、相見積書、見積依頼書を用意する
ものづくり補助金の交付申請においては、見積書を2者以上(中古設備等を取得する場合は3者以上)から取得する必要があり、主たる見積書に加えて相見積書を用意しなければなりません。
なお、見積依頼書は交付申請時点では提出不要ですが、交付申請後の手続きである「実績報告」において必要となるため、この段階であらかじめ準備しておくことをおすすめします。
見積書と相見積書の作成方法
見積書や相見積書の様式は一般に取引で使用されている様式で構いません。
見積書等を用意する上で、以下の点に注意してください。
見積書と相見積書の項目をそろえる
見積書と相見積書は、可能な限り同一の項目内容でそろえる必要があります。
項目がそろっていないと、設備や料金の比較ができず、相見積もりの本来の目的が達成できなくなってしまうためです。
項目がそろえることが困難な場合や、相見積書を取得することができない場合はものづくり補助金の事務局や申請支援を依頼している依頼先に相談してみましょう。

発行日と有効期限に注意する
見積書と相見積書では、発行日や有効期限に関する修正が多いです。
ものづくり補助金の交付申請では、発注日とともに交付申請時点でも有効期限内にする必要があります。
見積書の修正や再取得が発生しないよう、よく確認しておきましょう。
相見積書の取得ができない場合
原則として、相見積書の提出は必須となっております。
ただし、合理的な理由により相見積書の取得ができない場合、代わりに「業者選定理由書」を提出する必要があります。
見積依頼書
見積依頼書は交付申請後の手続きである「実績報告」で必要となるため、今のうちに準備することを推奨します。
見積依頼書は、見積書と相見積書を発行した業者それぞれに作成する必要があります。
見積依頼書の様式は、ものづくり補助金公式HPの補助事業の手引きにある「補助事業の手引き参考様式 ・交付規程に定める様式」(zipファイル)をダウンロードすることで、「参考様式3 見積依頼書230623」を利用できます。
参考:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金総合サイト「補助事業の手引き」
見積依頼書は、以下のような様式です。

発行日と提出締切日には要注意
見積書などと同じく、見積依頼書も発行日や提出締切日に注意する必要があります。
見積依頼書はその名の通り、見積りを依頼するものであるため、見積依頼書の発行日は見積書の発行日よりも前である必要があり、見積依頼書の提出締切日は見積書の発行日よりも後である必要があります。
4.補助事業に変更がある場合は申請内容ファイル一式の内容を変更する
補助事業の計画に変更点や修正点がある場合は、2でダウンロードした申請内容ファイルの該当箇所の内容を変更・修正した上で交付申請時に提出します。補助事業に変更が無い場合は、特に内容を変える必要はありません。
ただし、補助事業の実施場所を変更するなど重要な変更は、ものづくり補助金の事務局に事前に連絡を行う必要があります。
変更や修正を考えている内容が、事務局に連絡する必要があるのか判断に迷った際は、申請代行を依頼している機関や事務局へ早めに相談しておきましょう。
5.必要書類をzipファイルにまとめる
現況確認書類や見積書、また該当者のみ必要な賃金引上げ計画の誓約書など、申請内容ファイル以外の書類を全てzipファイルにまとめます。
申請内容ファイルのみ、zipファイルとは別にExcelファイルで登録します。
6.jGrantsから交付申請を行う
必要書類を用意できたら、jGrntsから交付申請を行います。
jGrantsでの交付申請の手順については、ものづくり補助金事務局が公開している「jグランツ入力ガイド」の16ページ以降に掲載されています。該当箇所を参照しながら手続きを進めましょう。
締切回ごとに交付申請の方法が異なるため、自身が第何次締切に該当するのかよく確認しながら入力作業を行いましょう。
参考:ものづくり・商業・サービス補助金事務局「jグランツ入力ガイド」
交付申請は早めの対応が重要!
ものづくり補助金の交付申請期限は、採択発表日から2か月以内と定められています。
また、補助事業実施期間の終了期限は、交付決定日から10か月以内、ただし採択発表日から12か月後(グローバル枠は14か月後)までとされています。
そのため、交付申請を期限ぎりぎりのタイミング(採択発表から2か月後など)で行うと、交付決定までに時間がかかり、結果として補助事業の開始時期が遅れるおそれがあります。
ものづくり補助金では、補助事業を開始できるのは交付決定後(=交付申請が承認された後)であるため、交付申請の遅れは補助事業の実施期間を短縮させ、スケジュール全体に影響を及ぼす可能性があります。
したがって、補助事業を円滑に進めるためには、採択結果が公表されたらできるだけ早めに交付申請を行うことが重要です。
まとめ|早めに交付申請に取り掛かろう
本記事では、ものづくり補助金の「交付申請」という重要な手続きについて、採択後の流れ・必要書類・申請手順を見本付きで解説しました。
交付申請によって、補助金の額がより明確になるだけでなく、交付決定後は計画変更が難しくなるため、事業者にとって非常に重要です。
さらに、交付申請に明確な締め切りはないものの、申請の遅れは補助事業の実施期間を短くし、スケジュール全体を圧迫してしまう恐れがあります。
そのため、採択発表後はできるだけ早めに交付申請を進めることが、補助金を効果的に活用するための鍵となります。
必要書類の準備から申請システムの操作まで、早期着手を習慣にしましょう。
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