歯科技工所は数ある業種の中でも補助金が受け取りやすい業種です。今回は2021年11月現在、歯科技工所にオススメの補助金を3つご紹介します。
そもそも補助金とは?という方は下記の記事をご確認ください。
2021.11.02
その他の補助金
歯科技工所は数ある業種の中でも補助金が受け取りやすい業種です。今回は2021年11月現在、歯科技工所にオススメの補助金を3つご紹介します。
そもそも補助金とは?という方は下記の記事をご確認ください。
歯科技工所に最もオススメの補助金は「ものづくり補助金」です。歴史が長く10年ほど続いている補助金で歯科技工所が補助金を検討する上で最初に選択肢に入る補助金です。
ものづくり補助金の概要を説明します。
ものづくり補助金の特徴を解説します。ものづくり補助金は中小企業等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する補助金です。 今年は新型コロナウイルスの影響を乗り越えるために前向きな投資を行なう中小企業向けの「新特別枠」が新設され、補助率が従来の1/2から2/3にまで引き上げられているほか、優先的な採択が見込めるため、今まで以上に採択されやすくなっています。
ものづくり補助金に申請するための条件は下記を満たす3~5年の事業計画を計画、実行することです。
給与支給額の算定に使用する給与には役員報酬も含まれるため、事業所内最低賃金の条件さえ満たせるなら、ほとんどの方が申請可能な補助金となっています。
ものづくり補助金でもらえる金額は最大1,000万円です。補助金額は投資する設備の税抜金額に補助率をかけて計算され、ものづくり補助金では通常枠で1/2(従業員数5名以下の場合2/3)、コロナ対策の新特別枠で2/3の補助率となります。
歯科技工所がものづくり補助金で購入できる設備は主に下記の通りです。
これらの設備の他にも歯科技工所の生産性を向上させることが期待できる設備であれば採択が期待できる場合もありますので、「この設備は補助金の対象かな?」と思ったら是非ご相談ください。 この補助金についてplanbaseに無料相談する>>
2024年(令和6年)最新のものづくり補助金に関する記事はこちら
https://planbase.co.jp/column/264/
歯科技工所の経営をされている方で、別の分野への展開を検討されている方にオススメできるのが「事業再構築補助金」です。
事業再構築補助金の特徴を解説します。事業再構築補助金はコロナの影響を受けて「新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編等、思い切った事業再構築」を支援する補助金です。 中小企業の場合、補助金額は4,000万円ともらえる補助金が非常に多いことが特徴となっています。
事業再構築補助金に申請するための条件は下記の通りです。
認定支援機関とは、経済産業省が認定する財務や経営支援の専門家のことです。
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事業再構築補助金でもらえる金額は申請する枠と従業員数に応じて変化します。
通常枠でもらえる補助金の額は下記の通りです。
従業員数 | 補助上限 |
20人以下 | 100万円~4,000万円 |
21~50人 | 100万円~6,000万円 |
51人以上 | 100万円~8,000万円 |
緊急事態宣言特別枠(緊急事態宣言で売上30%以上減少が条件。採択率がUP。)でもらえる補助金の額は下記の通りです。
従業員数 | 補助上限 |
5人以下 | 100万円~500万円 |
6~20人 | 100万円~1,000万円 |
21人以上 | 100万円~1,500万円 |
緊急事態宣言枠と通常枠のどちらが適しているかは、申請する金額によって異なるので、不明点がある場合はお問い合わせください。
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事業再構築補助金で補助対象になるのは主に建物費、機械装置費、システム費です。
事業再構築補助金では、業種転換や事業転換も認められているため、歯科技工所とあまり関係がない新規事業への転換であっても採択される可能性があります。
新しい領域での新事業に挑戦するための補助金を検討している場合はぜひご相談ください。
歯科技工所で使用する設備の買い換えによる生産性向上など、「小規模事業者持続化補助金」です。
小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)は、新型コロナウイルス対人接触機会の減少に資する前向きな投資を行う経費の一部を補助する補助金です。
小規模事業者持続化補助金に申請するにはいわゆる小規模企業者等である必要があります。小規模企業者であるかどうかは、業種と従業員数から判断します。
業種 | 常時使用する従業員数 |
商業・サービス業 | 5人以下 |
サービス業その他のうち宿泊業・娯楽業 | 20人以下 |
製造業その他 | 20人以下 |
歯科技工所は製造業その他に該当するので、常時使用する従業員数が20人以下の場合は申請することができます。
小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)でもらえる補助金額は補助率3/4以下です。 今までにオススメさせていただいた補助金と比較しても、補助上限は少ない一方で補助率が高く、小規模な補助金獲得を目指すなら最もオススメできる補助金です。
歯科技工所が小規模事業者持続化補助金で購入できる設備は主に下記の通りです。
これらの設備の他にも歯科技工所の生産性を向上させることが期待できる設備であれば採択が期待できる場合もありますので、「この設備は補助金の対象かな?」と思ったら是非ご相談ください。
村上 貴弘
東京大学経済学部卒。行政書士。在学中からフリーランスのコンサルタントとして中小企業、士業事務所の補助金獲得のコンサルティングを行なう。2019年株式会社meditips(現:株式会社プランベース)創業。2020年同社取締役就任。2021年meditips行政書士事務所開業。現在はベンチャー企業や飲食店、製造業、建設業など幅広い企業の経営戦略立案や補助金申請支援を行なっている。
村上 貴弘
東京大学経済学部卒。
中小企業診断士、行政書士。
2019年株式会社プランベース創業。
2021年meditips行政書士事務所開業。
製造業、建設業、運輸業、ソフトウェア業など幅広い業種の補助金申請支援実績が豊富。特に事業再構築補助金やものづくり補助金、成長投資補助金といった大規模な補助金の申請に強みを持つ。
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