ヤブサキ産業株式会社様(千葉県) 事業再構築補助金第5回締切 採択

CASE STUDY 成功事例

事業再構築補助金

ヤブサキ産業株式会社様(千葉県) 事業再構築補助金第5回締切 採択

会社名 株式会社ヤブサキ産業
業種 ガソリンスタンド 自動車関連事業
売上規模 非公開
従業員数 150~250名
申請した補助⾦ 事業再構築補助金
対象とした経費 建物費
補助⾦額 80,000,000円
申請までの期間 1ヶ月

OVERVIEW

今回は当社で事業再構築補助金、ものづくり補助金など複数の補助金の申請のサポートをさせていただきいたヤブサキ産業株式会社の代表取締役 薮嵜様に当社で事業再構築補助金の申請をサポートさせていただいた際の感想をお伺いしました。
(インタビュアー:当社取締役 武衣)


事業内容について

武衣:お忙しいところ、インタビューに応じていただきありがとうございます。まずは御社の事業内容について教えていただけますか?

薮嵜様:当社は千葉県を中心にガソリンスタンドの運営や自動車の整備、自動車保険やレンタカー事業などを一つの施設にまとめたサービスステーション(以下、SS)の運営を行っています。SSだけでなく、様々な自動車に関するサービスを届ける「トータルカーライフサポート」という考え方で保険や車検、板金などのカーライフ全体をサポートする事業、外販事業(法人顧客向けの灯油等の販売など)も行っています。

 

補助金の申請に至った理由

武衣:今回の補助金申請は御社にとって初めてとのことでしたが、補助金申請に至った理由を教えていただけますか?

薮嵜様:今回補助金を申請した理由は、当社史上最大規模の大型複合店舗の初期費用の資金調達のためです。千葉県佐倉市に当社のSS、コインランドリー、カフェを一体とした「WASH TERRACE」にコーティング専門店「キーパープロショップ」を併設した複合店舗を計画しており、コインランドリーなどは当社にとって初めてとなる業態であったため、事業再構築補助金などの補助金が使えるのでは無いかと思い、情報収集をしていました。

プランベースを選んでいただいた理由

武衣:当社にお問い合わせ頂いた経緯を教えていただけますか?

薮嵜様:はじめに御社のことを知ったのは大手コインランドリーメーカーの株式会社TOSEIさんと御社が共催していたセミナーを視聴したときです

武衣:補助金のサポートを行う会社は複数あると思いますが、その中でも当社を選んだ決め手はありましたか?

薮嵜様:実は他に3社ほど別の会社の話も聞いたのですが、他の会社は当社の事業計画を聞いても「受からない」「難しい、できない」とのことで、そもそも依頼を受けてもらえませんでした。プランベースの武衣さんだけが「やらせてください」とおっしゃったので、お願いすることになりました。

武衣:今回の事業は御社だけでなく、業界としても珍しい取り組みであったため、シンプルな案件だけをこなすコンサルでは引き受けることが難しかったかもしれませんね。当社ではあまり過去に事例がないような案件であっても経営者の方のお話を伺い、採択させる自信があるときは積極的にご提案させていただいています。

株式会社TOSEI様 セミナーに登壇する武衣

当社を選んでいただいた際の懸念点

武衣:ご支援を開始させていただいた当初はコロナ禍の真っ最中ということもあり、完全リモートでのサポートとさせていただきました。当社にご依頼をいただく際に懸念されていたところなどございましたか?

薮嵜様:原則リモートで一度も会社に来ていただけない形での支援となるのは少し不安でびっくりしました。時期が時期(※ご支援開始当初は4回目の緊急事態宣言が発令されていました)だったので、仕方ないなと思いましたが、、、
ただ、実際に支援が始まると作っていただいた事業計画や電話でのサポートの品質は高く、問題はありませんでした。

武衣:ご理解いただきありがとうございます。コロナも落ち着いてきたので、今では少しずつ対面でのご挨拶やご支援も再開しております。

SUMMARY

武衣:今回のプロジェクトでは、薮嵜様のお話を伺いながら当社でも最適な補助金のリサーチや事業内容の分析を行い、事業再構築補助金であれば採択される可能性が高いのではないかと考え、こちらの補助金をご提案させていただきました。

申請した補助金 事業再構築補助金 第5回締切
申請枠 通常枠 (2023年現在は廃止された申請枠です)
事業再構築の類型 業態転換 (2023年現在は廃止された類型です)
補助金額 80,000,000円

POINT

武衣:今回のプロジェクトでは御社にとっても初めての取り組みで、かつ、複合的な施設をオープンする事業であったこともあり、当社でも全容を把握するために何度もヒアリングを実施させていただきました。

薮嵜様:4~5回ほどオンラインでミーティングしましたね。

武衣:お忙しいところありがとうございました。最終的に出来上がった事業計画についての感想を教えてください。

薮嵜様:よくまとまっており、事業の内容がわかりやすいと思いました。御社と進めた別のプロジェクト(ものづくり補助金の支援プロジェクト)では、当社に来られた事務局の方からも資料がよくまとまっているとお褒めの言葉をいただきました。

武衣:ありがとうございます!地域密着で自動車に関する幅広い事業を展開しているという強みを持つ御社が、更に事業の幅を広げて顧客接点を拡大していくという御社の事業計画が審査員の方にも伝わるように事業計画書の構成やデザイン、記載方法をまとめさせていただきました。

事業計画書から抜粋

 

RESULT

1回目はわずかに及ばず不採択も、2回目の申請で無事に採択!

武衣:1回目の申請では当社の力不足でわずかに及ばず不採択となり、2回目の申請で無事に採択となりました。1度目の不採択で当社では「なぜ不採択となってしまったか」「もっとわかりやすい記載にまとめられないか」をゼロベースで分析し、事業実施体制の見直しや収益化の実現可能性などを補足する資料を作成しさせていただきました。調達金額も大きく、貴社にとっても大きな挑戦であることもあり、私としても特に思い入れがあったため、なんとか採択されて嬉しく思います。

薮嵜様:そういえば、1回目は不採択でしたね。ブラッシュアップした上で再度申請していただけるとのことだったので、2回目もお願いしました。

武衣:チャンスを2度も与えていただきありがとうございました!

採択から機械の導入、補助金の受取まで

武衣:補助金は採択された後すぐにお金がもらえるわけではなく、事務局への報告や建物の契約、建設、支払いなどすべての作業が終わってからの入金となります。当社では採択された後のサポートもさせていただいております。

薮嵜様:採択後は事務の方が密に連絡を取っていただけたので、助かりました。何度が事務局との書類のやり取りがありましたが、無事に補助金も入金されました。

VOICE

今後の展望

武衣:最後に、今後の御社の事業の展望を教えていただけますか?

薮嵜様:当社では地域のモビリティカンパニーとして成長していくため、2040年までの事業の展望を描いています。また、「カーライフからライフへ」という事業の拡大を考えており、ランドリーを併設する今回の補助金の事業もその一環です。車を持たない人に対しても例えば「まごころサポート」というシニアのちょっと困った、例えば、「電球が切れたが交換ができない」「庭の草刈りをしたいが腰が痛い」といった課題を解決するサービスを行っています。

武衣:御社の今後の事業に私達もぜひ協力させてください!本日はありがとうございました!